トリガー鍼と言われて、ピンとくる方は少ないと思います。
当院オリジナルの鍼による施術になります。
簡単に言えば、トリガーポイントに鍼をする施術です。
痛みを取るのはもちろんのこと、【痛みの原因】を取り、鍼を続けることで再発しない体へと変化していきます。
そもそもトリガーポイントとはなんなのか?
なぜ鍼が痛みにきくのか?細かく説明していきます。
トリガーポイントとは?
現在、慢性的な肩こりや腰痛など痛みの原因の7割はトリガーポイントが原因と言われています。
ではトリガーポイントはどこにできるのか
全身の筋肉を包んでいる「筋膜」というところです。
筋膜は全身タイツのように一枚で全身を覆っています。
様々な原因により、筋膜にシワやヨレ(緊張)が発生すると、離れた場所に影響(痛み)が出てきます。
正常な筋膜をわかりやすく食べ物に例えると、皮にある程度弾力があり、ピンと伸びたウインナーのようなもの。
トリガーポイントが発生している筋膜は例えるならば「ビーフジャーキー」
あなたの痛みの原因はジャーキー化してしまったトリガーポイントかもしれません。
鍼の効果は?
トリガー鍼では、先ほど説明した筋膜にできたトリガーポイントに鍼を当てていきます。
鍼で筋膜に小さな傷をつけていくのです。
想像してみてください・・・
体に傷ができたとき、血が出ますよね?
自然と出血は止まり、かさぶたができてきますね。
かさぶたがいつのまにか剥がれ、きれいに治ります
これは皆さんが持つ「自然治癒力」というものです。
鍼で、筋膜に小さな傷をつけて、自然治癒力によって筋膜を正常な状態に治していきます。
トリガーポイントに鍼をすると?
①鍼の刺激が入ると、組織に傷がつき神経を通して脳に信号が入る
②鍼をしたところを脳が悪い所と判断して治すように働きかける
③修復メカニズムが働き、細胞の修復、痛みの緩和が起こる
まとめると
痛みが取れる ←トリガーポイントが破壊されたから!
関節の動きがスムーズに ←筋膜が剥がれ、筋肉の動きを邪魔しない
柔軟性があり疲れにくい体に ←傷を起点に修復
体に起こるメリット・デメリットを理解しよう
様々な反応が起こりますが、反応には個人差があります。
メリット
- 血流が良くなり温かく感じる
- 痛みが減り、体が動かせるようになる
- 筋肉自体が柔らかくなる
- リラックス効果
- 眠くなる
デメリット
- 筋肉痛のような痛みが出る
- 患部の痛みが一時的に強くなることがある
- 出血・皮下出血(あざ)
- 金属アレルギー(かゆみ、発赤)
これらのデメリットは一時的なもので、一生続くようなことはありません。
鍼治療を続けることでどうなるの?
- 痛みがなくなり、日常生活が楽になる
- 姿勢が良くなる
- スムーズな関節運動を維持できる
- 痛みの再発しない体になる
他の鍼とは何が違うの?
鍼を使った施術に関して、どんなやり方が普通なのかといわれると
皆さんが鍼に対して持っているイメージは、何か所か鍼をツボに刺して刺したまま数分おくというのをイメージする方が多いのではないでしょうか?
それが普通のやり方だとするなら、トリガー鍼は違います。
鍼を刺してトリガーポイントに当てたらすぐに抜きます。
トリガーポイントに正確に当てられていると、一瞬で効果が出るのです。
もちろん、症状や一人一人に合った方法を選択しますので刺したままにする場合もありますが。
また、ツボを狙うような鍼のやり方では、刺さったのかもわからないくらいの刺激ですが、トリガーポイントに当たると、「ズンッ」という痛みとは違う鈍い感覚があります。
他にも、筋肉が勝手にピクッと動いたりという反応も起こります。
反応があるとその1本の刺激で痛みが取れることもあります。
説明だけではなかなか信じられないかもしれませんが、そこは是非経験して頂ければと思います。
これらの効果を出すためには確かな鍼の技術が必要です。
鍼灸師ならだれでもできる、と言いたいところですがそうではありません。
当院のスタッフは全員が鍼で効果を出すことができます。
鍼が初めての方も安心してご来院ください。